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春香の「大人のオンナは薬か毒か」【第1回 益永みれい 「惚れると一途、というか…」】(大人のやすらぎSPA卒業)

才色兼備のデキるオンナ、さながら銀座の人気ホステス。「キムタクと大泉洋だったら、絶対洋ちゃん」


大人のやすらぎSPAマネージャー 自称大人のイイオンナ 春香です。こんなこと言ってたら誰かに怒られそうですが。趣味は仕事とお酒と素敵な男性(それに何より、大人のやすらぎSPAで活躍してくれている素敵な女性達の魅力に、日々クラクラさせられっぱなし。そんな、上質な大人の女性の魅力満載のセラピスト達の、隠されたプライベートに迫ってみる連載です。



自分のダメなところを知れば知るほど、寛容になれた


―― さて、ここは『大人のやすらぎSPA』ですから。まずは、みれいさん自身が、私大人になったなって実感し出したのはいつ頃ですか?


30過ぎてから、ですね。最近大人だな!って、自分でも思います(色んなことが受け入れられるようになったというか、許せるようになった。諦めとは違うんですけど、良くないことも、気持ちが落ちずに受け入れられるようになった。」


―― それ以前は、落ち込むこともあった?


「ええ。20代の頃なんて、毎日泣いてました() 


―― え?何にそんな打ちのめされてたんですか?


「えっと、以前の職場では、私ってデキる人だったんですね(だから、役職にも抜擢されて、他の人に教える立場になって、他の人が出来ない意味がわからなかった。なんでそれが出来ないの?って。それが、自分もストレスになるし、相手のことも責めちゃうし。」


―― ああ~できちゃう人あるあるですね!意識高くて責任感も強いから、なおさらなんでしょうね。


「そうなんです。でも、実はその後、転職したんですね。そしたらそこで初めて、出来ない自分を知ったんです。自分ってこんな出来ない人間なんだなってことを知った時に、色んなことを許せるようになった。自分のダメなところを知れば知るほど、寛容になれたというか。」


―― すごく真摯に仕事と向き合ってきたんですね。そうなってくると、恋愛観とかも変わったんじゃないですか?


「うんそうですね。恋愛でも、うまくいかなくても、相手も、自分自身も、無意味に責めずに、ご縁がなかったのかなとか、タイミングが違ったのかな、とか。単純に、相手の理想には自分が届かなかったな、じゃあもうちょっと自分磨きをしよう、とか。ダメな自分も受け入れられる余裕が出てきた。」



全然二枚目じゃなくていいんです、私


―― 余裕って、まさに大人の女性の絶対必要条件な気がしますね。


「惚れると一途、というか、尽くし型だったんですよ。相手が中心でなんでも物事を考えちゃってた。自分を優先させるのは、ワガママなことだと思って出来なかった。無理してたわけじゃないけど、自分の気持ちは後回しになってたんですよね。でも、自分を大切にすることって、自分にとっても相手にとっても、すっごい大事なことなんだって、これも30過ぎてからわかりました。」


―― 自分も相手も大切にできるのが、理想形ですもんね。そもそも、みれいさんはどういう人が好みなの?


「ん~、価値観が合う、感じ方が似てるっていうのは大前提であって、あとは面白い人が好き(一緒に居て楽しい人!」


―― イケメンじゃなくて?


「目の前にキムタクと大泉洋ちゃんが居たら、私、洋ちゃんにいきますね。小栗旬とリリー(フランキー)さんだったら、絶対リリーさん!さまぁ~ずとかも大好き。全然二枚目じゃなくていいんです、私()


―― “ちゃんなんですね(なかなかクセが強そうだ(そんなみれいさんは、気になった相手がいたら自分からアプローチしたりする?


「私、全部受け身ですいっつも。なかなかいけない。でも、来てもらえるように仕向けることはします(そんな大したことじゃないんですけど、一緒に居る時間を、全力で楽しんで過ごす。」


―― え?たったそれだけで、意中の人から来てもらえるの?!


はい(なんか、私第一印象とか外見が、しっとり?大人しい?ように見えたり、ツンとして見えたりするらしいんですけど、そうやってふざけ合ったりして楽しんでると、そのギャップが、いいみたいです()



お友達で居たいのに、好きになられちゃう


―― 出た、ギャップ。古今東西、男も女もギャップに弱いですもんね(確かに外見は、少しキツそう、と思う人もいるかもしれない。あと、恋愛で失敗しなさそう()


「しますよ~(泣笑いちばん衝撃だったのが、その時は遠距離恋愛だったんですけど、だからなおのこと、相手のことがあまりわかってなかったのかな。蓋を開けてみたら、すごいいっぱい遊んでる女性がいたんです()


―― いっぱい?()


「そう、ワンナイトとかじゃなくて、いっぱい居た(私自身も、価値観のズレとか色々感じてて、しかも束縛もすごくて。それで、終わりにした方がいいかなって思ってたら、それが発覚して()


―― あ〜、言いますね。浮気をしてる男性の方が、束縛するって。一説には。でも、みれいさんも別れようと思ってたなら、特にダメージもなく?


「いや、それはやっぱり、ハラワタ煮え繰り返りましたし、真っ白になりましたよ!でも、感情的になっても良いことないって、これまでの経験から知ってるので、一旦飲み込んで、距離を置いて、収めました(女友達に相談して。こういう時に支えてくれるのは、やっぱり同性。」


―― ん...もしかしてみれいさん、男友達って居ないの?


「居ないんですよ~私。あこれ、嫌な感じに思われちゃうかな。」


―― あ〜〜つまり、相手がみれいさんを好きになっちゃうってこと?


「そう!そうなんですよ(これ、春香さんにだから言いますけど(お友達で居たいのに、好きになられちゃう。私、良い距離感で居続けるのがへたっぴらしいです()




私、古い女なんですよ


―― イイオンナならではの苦労ですね(ところでさっき、“価値観ってキーワードが出て来たけど、言葉にするの難しいと思うんですが、みれいさんの“価値観って、何です?


「私、古い女なんですよ。感覚が昭和というか。挨拶が大事とか、謙虚さが大事とか、お墓参りはちゃんとしよう、とか(そういう、男として女として以前に、人として大事なことを、押さえておきたい。」


―― 古き良き、ってやつですね。“ヒトもそうだけど、“モノは?昔からあるもの、新しいもの、どっちが好き?


「両方好きですね!あ、でも新しいモノは、使いこなせてないですね() iphoneとか、パソコンとか、新しいテクノロジーを使いこなせる人は尊敬しちゃう。ただ、便利さが先行して、大事なものが失われてくのは嫌だなって思う。新しいものも使ってみたい、でも昔からの大切なことも忘れちゃいけないなって。お掃除ロボットも欲しいけど、たまには手で雑巾掛けもしたい、みたいな感じですね()


―― へええ!まさに、現代的で自立したイイオンナ像も、古き良き時代のイイオンナ像も内包している、さすがですね!


「いやいや。私ね、顔はそんなに美人じゃないけど、心はキレイなんです()




美しく、謙虚で、ユーモアに富んだ益永みれいさん。

特に、地位や社会的立場のある男性なんかは、彼女の聡明なコミュニケーションに男心をくすぐられるんじゃないでしょうか。



インタビュー協力:益永みれい(大人のやすらぎSPA 卒業)

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